2010年05月22日

そういうモノに、私はなりたい。

ずっとずっと、こう生きたいという宮沢賢治の詩です。
(括弧)内は私なりの解釈です。

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雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な身体を持ち
(心身ともに外部の影響を受けづらく素直で健康でいて)

欲はなく決して怒らず
いつも静かに笑っている
(常に受け入れる余裕というポケットを空けている)
一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ
(何を食べよう、何が飲みたいと欲望に振り回されず)

あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり
そして忘れず
(まず相手を理解してから、自分が理解されるよう心がけ)

野原の松の林の蔭の
小さな茅ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
(誰かが病気のとき、悩んでいるときは心を寄り添わせ)

西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
(一緒に辛苦の時間を共有し)

南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくてもいいと言い
(希望をなくしている人がいれば、あなたが必要だと言ってやり)

北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないから止めろと言い
(争いには関わらず)

日照りの時は涙を流し
寒さの夏は共にオロオロ歩き
(困難の時はじっと忍耐し時を待ち)

皆にデクノ坊と呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
(自分の価値は他人の評価に寄らず、ただただ黙々と歩き続ける)

そういうモノに

私はなりたい


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※この記事はたたき上げ取締役さんの記事に影響を受けました。


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